NURO光とフレッツ光を徹底比較!安くて速い回線を賢く選ぶための方法
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最大速度2Gbpsという超高速インターネットとして注目のNURO光ですが、実は利用している光回線設備はNTTから借り受けたものです。
しかし、NTTが運営するフレッツ光とNURO光はまったく別のものとして考えていいでしょう。
結論から言えば、フレッツ光よりもNURO光のほうが安くて速いです。
NURO光 | フレッツ光 | |
---|---|---|
月額料金 | 5,200円 | 6,500円程度 |
最大速度 | 2Gbps | 1Gbps |
エリア | 一部地域 | 全国 |
ただし、提供エリアに関してのみNURO光はフレッツ光には及びません。
フレッツ光の提供エリアは日本全国の94%以上を網羅していていますが、NURO光は徐々にエリア拡大しているとはいえ、利用できるのは一部地域に限られています。
このページではNURO光とフレッツ光の違いを徹底的に比較してみました。
また、いま現在フレッツ光を利用している人が、NURO光への転用はできるのかどうかも解説しています。
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NURO光とフレッツ光を徹底比較
NURO光とフレッツ光を、料金や速度、エリアなどの観点から詳しく比較をしてみます。
具体的に比較する項目は以下の7項目です。
■NURO光とフレッツ光の比較項目
- 通信速度
- 月額料金
- キャンペーン
- スマホとのセット割
- Wi-Fi機能
- セキュリティ
- 提供エリア
先に結論だけ知りたいという人は、後述する〇〇をチェックしましょう。
NURO光の提供エリア外にお住まいの人でも、フレッツ光よりもお得で速いインターネットがありますので、そちらも併せて紹介しています。
比較1.通信速度
NURO光は家庭用インターネットの中では世界最速と言われています。
速度に関してはフレッツ光と比べると圧倒的に有利と言えるでしょう。
フレッツ光はNTT東日本及び西日本、どちらも最大1Gbpsですが、NURO光はその2倍、最大2Gbpsで通信が可能です。
ただ、インターネットの速度は最大速度で利用できる訳ではありません。
実際の速度は最大速度と比べると大幅に遅くなります。
主要サービスの実測値を比較してみると、以下のような結果が出ました。

このように理論上の最大速度が速ければ実際に使える速度も速くなる可能性が高いです。
フレッツ光の場合はとくに、利用者が多く1本の光ファイバーで共有されているユーザーの数も多く、余計速度ができにくいのでしょう。
比較2.月額料金
フレッツ光は光ファイバーを使ったインターネットの中でも月額料金が高いと言われています。
NTTへの回線利用料だけでなく、別途プロバイダ料金も取られてしまうので料金が高くなるわけです。
NURO光 | フレッツ光 | |
---|---|---|
戸建て | 5,200円 | 5,100~5,800円 +プロバイダ料金 |
マンション | 2,090円~2,750円 | 3,850~4,650円 +プロバイダ料金 |
月額料金に関しては別記事「NURO光の料金」でも詳しく解説していますので合わせて参考にしてください。
フレッツ光の料金の仕組み
フレッツ光の月額料金がなぜここまで高いかを簡単に説明します。
結論から言えば、フレッツ光の月額料金は別途プロバイダ契約が発生するためです。
フレッツ光はNTTが提供しているサービスですが、NTTと契約しただけでは、インターネットに接続できません。
別途プロバイダと契約する必要があります。

例えば、NTT東日本エリアでフレッツ光に申し込むとNTTから5,940円の回線利用料が請求されます。
ただ、これだけではインターネットが使えるようにはなりません。
別途、プロバイダへの申し込みが必要です。
OCNやYahoo!BBなど大手プロバイダだとプロバイダ料金の相場は月額1,200円程度でしょう。
NTTの5,940円と合わせると月額6,000円以上かかる計算です。

一方、NURO光は別途プロバイダを契約する必要がありません。
NURO光の提供元であるSo-netがすでにプロバイダですので、別途プロバイダ料金が請求することもないのです。
そのためNURO光は高速回線にも関わらずフレッツ光と比べるとかなり安く利用することができます。
比較3.キャンペーン
NURO光は So-netの公式ページ
から申し込みを行うことで、45,000円のキャッシュバックがもらえます。
しかも、このキャッシュバックをもらうための条件はありません。
公式ページ
から申し込みを行いさえすれば、開通から6ヶ月後に簡単な手続きをするだけでキャッシュバックを受け取れます。

一方、フレッツ光の場合、キャンペーン内容が大きく違います。
フレッツ光は公式ページから申し込みをしても、キャッシュバックはもらえません。
また、フレッツ光を扱っている代理店はたくさんありますが、どこの代理店でもキャッシュバックなどのキャンペーンは行っていないのです。
「どうして、フレッツ光はキャンペーンを実施しないの?」
と、疑問に思うかもしれませんが、フレッツ光を提供しているNTTが方針転換を行ったためです。
現在、フレッツ光はフレッツ光の回線を他の事業者に貸し出しを行う光コラボ事業に集中しています。

事業者間の回線貸し出しに力を入れることにしたため、直接顧客にサービスを提供することに関しては力を入れていないわけです。
そのため、NTT代理店へのコミッションなども大幅に減らされてしまい、現在ではほとんどキャッシュバックがもらえません。
キャンペーン目的で申し込みをする際も、フレッツ光よりNURO光のほうがお得だと言えるでしょう。
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比較4.スマホとのセット割
フレッツ光はNTTが提供しているサービスですが、同じNTTグループであるNTT docomoのスマホとセット割を適用する事はできません。
ただし、フレッツ光と同じ光回線設備を利用した光コラボであるドコモ光であれば、docomoとのセット割が利用可能です。
また、auスマホはauひかりと、SoftBankスマホはソフトバンク光とセット割が可能です。
スマホのキャリア | セット割ができる光回線 |
---|---|
docomo | ドコモ光
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au | auひかり
![]() So-net光プラス ![]() ビッグローブ光 ![]() eo光 ![]() |
SoftBank | ソフトバンク光
NURO光 ![]() |
表を見ればわかるように、NURO光はSoftBankスマホとのセット割が可能です。
SoftBankスマホ1台につき、月額最大1,100円の割引が受けられるので、かなりお得だと言えるでしょう。
スマホも含めて、できるだけ月々にかかる通信費を抑えたいという人は、スマホとのセット割ができる光回線サービスを選ぶのも良いでしょう。
フレッツ光は、どのスマホとのセット割も適用されません。
セット割を適用させるのであれば、上記の表に記載した回線を選ぶのがオススメです。
比較5.Wi-Fi機能
ノートPCに限らずタブレットやスマホなど自宅でWi-Fi接続をする人も増えてきました。
インターネット=Wi-Fi
と、いう認識の人も多いのではないでしょうか。
Wi-Fi機能を自宅で利用する場合、必ず無線LANルーターが必要です。
自分で購入するのもいいですが、実はNURO光やフレッツ光では家庭内に設置する機器には、Wi-Fi機能が搭載されています。
ただ、NURO光とフレッツ光に標準で付いてくるWi-Fi機能を使う上で大きな違いがあるのです。
NURO光ではWi-Fi機能が無料で標準装備されているのですが、フレッツ光の場合はWi-Fi機能を付けると、月額利用料が高くなります。
東日本 フレッツ光
定額プラン(フレッツ 光ネクスト)
- Wi-Fi機能なし…5,940円+プロバイダ料金
- Wi-Fi機能あり…6,270円+プロバイダ料金
Wi-Fi機能を使わないという人は少ないと思います。
そのため、Wi-Fi機能を利用する場合、どれくらいの料金が必要になるかはしっかり確認したほうが良いでしょう。
NURO光のように、Wi-Fi機能が初めから無料でついてくるサービスは案外と少ないので要チェックです。
比較6.セキュリティ
一般的なプロバイダではセキュリティソフトのオプション利用料がかかります。
フレッツ光でも選択するプロバイダによって料金は異なりますが、月額300~500円ほどかかるでしょう。
プロバイダの月額版を利用しなくても、セキュリティソフトは購入できますが、年間で4,000~6,000円は覚悟しなくてはなりません。
しかし、NURO光では高機能セキュリティソフトとして知られているカスペルスキーが無料搭載されています。

NURO光では、カスペルスキーを最大5台のデバイスまで使うことができます。
PCはもちろん、スマホやタブレットといった普段、インターネットに接続しているあらゆるデバイスで利用することが可能です。
安心してインターネットを使うためにも、セキュリティソフトは必要なので、それを無料で使えるとなるとNURO光はかなりお得だと言えるでしょう。

比較7.提供エリア
月額料金も安く通信速度も速いNURO光ですが、欠点も存在します。
NURO光は提供エリアが狭い点が大きなデメリットだと言えるでしょう。
フレッツ光の場合はその提供エリアは日本全国の94%以上にのぼります。
そのため、フレッツ光はどこにお住まいでも、ほとんど場合は利用することができるわけです。
しかし、NURO光はまだまだ提供エリアが以下の地域に限られています。
【北海道エリア】
北海道
【関東エリア】
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
【東海エリア】
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
【関西エリア】
大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
【中国エリア】
広島県、岡山県
【九州エリア】
福岡県、佐賀県
※一部地域を除く
徐々に提供エリアは広くなってはいますが、まだ使えない地域も多いです。
上記の都道府県にお住まいであっても、一部地域では提供がまだの場合もあるので、一度、 NURO光の公式ページ
で検索してみることをオススメします。

NURO光の提供エリア外の場合はどうすれば良いか
ここまでの解説でNURO光がフレッツ光よりも、多くの点で優れていることはわかったかと思います。
しかし、NURO光は前述したように提供エリアがまだまだ狭いです。
提供エリア内であっても、設備の関係で契約ができなかったという人も少なくありません。
そういった場合は、NURO光を諦めててフレッツ光を利用すればいいのでしょうか。
フレッツ光よりもお得な光回線はたくさんある!
「NURO光がダメならフレッツ光にする」と、簡単に決めないようにしましょう。
いま現在、光回線サービスを使っていない人も、フレッツ光を利用している人も、フレッツ光よりもお得な光回線サービスはNURO光以外にもあります。
提供エリアの広さで言えば、フレッツ光と光コラボは同じです。
光コラボはフレッツ光と同じ光回線設備を使っているため、日本の94%以上の地域で利用することができます。
お得な光コラボの選び方は、前述したようにスマホのキャリアと合わせることでしょう。
スマホとのセット割を賢く使うことで、月々にかかる通信費を大幅に抑えることができます。
スマホキャリア | セット割できる光コラボ |
---|---|
docomo | ドコモ光
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au | So-net光プラス
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SoftBank | ソフトバンク光
|
表の光コラボは、フレッツ光のようにプロバイダ料金が別途発生することはありません。
そのため、NURO光と同じで、月額料金もフレッツ光と比べてかなり安くなっています。
通信速度に関しては、フレッツ光と同じ最大1Gbpsです。
しかし実測値は、利用する光コラボによって大きく異なるのでチェックが必要でしょう。


フレッツ光ユーザーが使える転用ってどんなの?
そもそも転用とは、フレッツ光ユーザー限定の乗換え方法です。
転用の最大のメリットは、面倒な開通工事が不要になることでしょう。
フレッツ光で利用している光ファイバーや、周辺機器をそのまま利用するため、1から工事をする必要がありません。

手続きにおいては「転用承諾番号」という、受付番号を取得する必要があります。
転用承諾番号は、NTTから電話などで取得が可能で、取得した番号を乗り換え先の回線事業者へ申告をすれば転用の手続きは完了です。
なお、転用承諾番号には発行されてから15日間の有効期限があるため、番号取得後は早めに手続きしほうが良いでしょう。

NURO光はフレッツ光からの転用はNG!
簡単に乗り換えが出来て便利な転用ですが、注意点もあります。
フレッツ光から転用ができるネット回線は、光コラボに限られている点です。
光コラボ以外のサービスに転用で乗り換えをすることはできません。
光コラボは前述もしているように、NTTのフレッツ光の設備を丸々使ったサービスです。
フレッツ光の設備を利用中であれば、1から工事をしたり、機器を用意する必要が無いため、フレッツ光ユーザーは光コラボへの転用ができます。
しかし、フレッツ光とはまったく違う設備を使用しているNURO光には転用することはできません。
フレッツ光からNURO光に乗換えを希望する場合は、フレッツ光を解約後、NURO光に新規で申込む方法しかないのです。
フレッツ光を解約する際の注意点
フレッツ光から、NURO光への乗換えを検討する場合、フレッツ光の解約は必須です。
フレッツ光解約の際、注意すべき点をまとめました。
■フレッツ光解約時の注意点
- 解約金・工事費分割金の残債
- プロバイダの解約
- モデムや周辺機器の返却
それぞれの注意点について細かく解説します。
1.解約金・工事費分割金の残債
フレッツ光に限らず、ネット回線の解約に費用は付きものです。
フレッツ光の場合、プランの内容にもよりますが、基本的に2年間の契約期間があります。
契約をしてから2年以内に解約をした場合は、戸建て向けであれば10,450円、集合住宅向けであれば1,650円の解約金が発生します。
契約期間は2年ごとの自動更新です。
契約開始から2年が経過していても、更新月以外で解約してしまうと解約金は支払わなければなりません。

また、フレッツ光の契約には18,000円の工事費が必要になります。
工事費は、30回の分割払い(※540円/月)で請求されますが、30ヶ月以内に解約をした際は540円×残月分を一括で支払う必要があるので注意です。
契約してから間もないタイミングでの解約は、高額な解約費用を支払わなければいけないので注意しましょう。
2.プロバイダの解約
フレッツ光の契約には、NTTだけではなくプロバイダとの契約も欠かせません。
そのため、フレッツ光を解約するにはフレッツ光だけではなく、プロバイダへの解約手続きも必要です。
プロバイダの解約漏れは非常に多く、銀行引き落としにしていると、他社に乗り換え後も気付かずに支払いだけしてしまっているケースがあります。
NURO光へ乗換える際、提供元であるSo-netをフレッツ光のプロバイダとして利用中であれば解約の必要はありません。
しかし、So-net以外のプロバイダであれば、フレッツ光よりも先にプロバイダを解約しても良いでしょう。
3.モデムや周辺機器の返却
フレッツ光を解約する際、モデムや周辺機器の返却も忘れないようにしましょう。
NURO光を新規契約すると、NURO光専用の端末などを取り付けるため、NTTで取り付けたモデムは必要ありません。
フレッツ光の解約連絡をすると、NTTより「返却キット」という端末を返送するためのセットが郵送されます。

返却キットが到着したら、なるべく早めに返送しましょう。
返却しなかったり、紛失したりした場合は、弁償金の支払いが必要です。
NURO光に乗換えるならキャンペーンを活用しよう!
NURO光は転用が出来ないため、新規で申込む方法しかありません。
そのため、手続きの面では転用に比べると面倒が多いように感じてしまいますが、デメリットばかりではありません。
NURO光は新規で申し込むことによって、高額キャッシュバックなどの豪華特典が受け取れるキャンペーン窓口が多数あります。
そのため、NURO光を申し込む際はお得なキャンペーンを利用するのがおススメです。
例えば、NURO光の提供元であるSo-netが実施する NURO光公式キャンペーン
では、工事費の実質無料に加えて45,000円の現金キャッシュバックが無条件で受け取れます。
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