このサイトはアフィリエイト広告によって運営されています
NURO光の速度まとめ|実際の速度や速度低下の原因、速度制限について解説
NURO光は世界最速の家庭用インターネットとして知られていまが、実際に2Gbpsで使える訳ではありません。
実際に利用すると大幅に速度が低下してしまうことがあります。
このページではNURO光の速度低下の原因や、データ容量の使いすぎによる速度制限などについて解説します。
また、NURO光の世界最速の秘密についても調べてみました。
NURO光はGPONで速度が大幅に向上
光ファイバーを使ったインターネットは、1本の光ファイバーを複数のユーザーで共有することでサービス提供されています。
通常NTTなどの局社で4分岐され、その後電柱などでさらに最大8分岐され各家庭まで回線が引き込まれるのです。
この共有技術にはいくつかの方法があり、一般的に日本ではGE-PONと呼ばれる技術が採用されています。
ただ、欠点としてこのGE-PONには規格上の速度として1.25Gbpsの速度にしか対応していません。
これ以上の速度でのサービス提供は不可能なわけです。
フレッツ光やauひかりなど一般的な事業者での最大速度が概ね最大1Gbpsと言われているのも、このGE-PONの規格上の速度が関係しています。
では、NURO光ですが、NURO光は日本でほとんど使われていないGPONと呼ばれる技術が採用されました。
このGPONであれば規格上の速度として2.488Gbpsとなっています。
そのため、NURO光では日本で初めて最大2Gbpsの速度でサービス提供が可能となりました。
最大2Gbpsは絶対使えない?
一般的にインターネットの速度は利用環境に大きく左右されるので、最大速度で使えることは有り得ません。
フレッツ光やauひかりなど、最大1Gbps回線ですが実際に1Gbpsの速度では利用できないのです。
NURO光でも全く同じことで、いくらNURO光が最大2Gbpsで世界最速と言っても、2Gbpsの速度で実際に通信ができる訳ではありません。
So-netが公開している実測値を見ると、どんなに速くても、900Mbps(0.9Gbps)程度が限界でしょう。
また、NURO光で利用されているONUとパソコンなどの通信デバイスの間の速度はネットワーク機器の最大速度が適用されるので最大1Gbpsに制限されてしまいます。
ただ、インターネットの速度は最大速度が速ければ実際の通信速度も上がる可能性が高くなるのです。
NURO光の2Gbpsは意味が無い?世界最速に隠された本音
実際の速度はどのくらい?
NURO光は他の光回線よりも速度が出やすいのは明らかですが、実際にどのくらいの速度が出るのでしょうか?
基本的にインターネットの速度は利用環境に大きく左右されるので、同じサービスを使っていたとしても、
速度がでる人と、速度がでない人との差が大きくなります。
それでも、ある程度参考までにどのくらいの速度が出るのか知っておきたいところでしょう。
当サイトで実際のNURO光回線を使って計測した結果以下のようになりました。
下り823.8Mbps、上りでも888.0Mbpsの速度がでています。
他社の最大1Gbpsの光回線を使った場合、速くても200~300Mbps程度です。
実際に200~300Mbps程度でていればインターネットをする分には何も問題ないでしょう。
しかし、時間帯や環境によっては10Mbpsや、ひどい場合1Mbps程度まで落ち込むことも珍しくありません。
そのため、できればNURO光のように速度がでやすい回線を使った方が、インターネットの使い勝手も良くなります。
| |
|
速度低下の原因
インターネットの速度が低下する原因は様々です。
もし、回線側に問題があれば、自分ではどうにもできないので回線事業者に速度アップのための調整をしてもらうしかありません。
ただ、速度アップの調整などを行うと、逆に安定性が損なわれてしまうデメリットなども存在します。
基本的に致命的な障害でも行っていない場合、回線側の調整に関してあまり大きな効果はありません。
もし回線側の問題がなければ、宅内環境で速度が低下している可能性も十分にあり得ます。
要因は様々ですが、一個ずつ確認してみましょう。
参考までに現在の速度をテストしてみてもいいでしょう。
こちらはNURO光の公式速度チェックです。NURO光以外の回線を使っていてもテストすることができます。
要因1:パソコンのLANポート
インターネットを有線でパソコンを使って利用している場合、パソコン側のLANポート(差し込み口)の速度が関わってきます。
現在普及しているLANポートは100メガ・イーサネット(100BASE-TX)とギガビット・イーサネット(1000BASE-T) の2種類が存在します。
ギガ回線などの高速回線に対応しているのは1000BASE-Tであるギガビット・イーサネットです。
もし、パソコンのLANポートが100メガの100BASE-TXにしか対応していない場合、LANポートの変更をお勧めします。
要因2:LANケーブルもギガ対応
上記と同じく有線でパソコンを使ってインターネットに接続している場合、利用するLANケーブルも重要な要素となってきます。
LANケーブルにはカテゴリーと呼ばれる種類が存在し、このカテゴリーによっては速度が低下してしまう要因になりえます。
ご自身で利用しているLANケーブルが何のカテゴリーかどうかはLANケーブル自体に書いてあるのですぐに確認ができるでしょう。
CAT5eはカテゴリ5e、CAT6と書いてあればカテゴリー6のLANケーブルである事が分かります。
ギガ回線に対応させるためには、少なくてもカテゴリー5e以上のLANケーブルを利用する必要があるでしょう。
カテゴリー | 通信速度 |
---|---|
カテゴリー5 | 100Mbps |
カテゴリー5e | 1Gbps(1000Mbps) |
カテゴリー6 | 1Gbps(1000Mbps) |
カテゴリー6a | 10Gbps(10,000Mbps) |
カテゴリー7 | 10Gbps(10,000Mbps) |
要因3:WiFiルーターが遅い
WiFi(無線LAN)でインターネット接続をしている場合、WiFiルーターの規格が古いと速度が出にくくなります。
ノートパソコンなどに限らず、スマホやタブレット、ゲーム機などWiFi接続が基本なので、大本のルーターが遅いとすべてが遅くなってしまうでしょう。
WiFiにはいくつかの規格があり、それぞれ最大速度が異なっています。
WiFi規格 | 通信速度 |
---|---|
IEEE802.11 b | 11Mbps |
IEEE802.11 g | 54Mbps |
IEEE802.11 a | 54Mbps |
IEEE802.11 n | 150~450Mbps |
IEEE802.11 ac | 800~1800Mbps |
ご自身の利用しているWiFiルーターがどの規格に対応しているかどうかは、パッケージに必ず記載があるはずです。
最新のIEEE802.11 acに対応していれば望ましいですが、少なくてもIEEE802.11 nに対応したWiFiルーターが欲しいところです。
出来る限り有線で接続したい
現在一般的な有線LANポートの速度は最大1Gbpsとなっています。
IEEE802.11 acに対応したWiFi機器の場合、製品によっては最大1.8Gbps(1800Mbps)まで速度が出るので、理論上は有線よりも速度が速くなるように思えるでしょう。
しかし、WiFiは有線接続と比べて環境による損失が極めて大きく、仮に理論上の速度が速くても、実際はかなり遅くなってしまします。
例えば、電子レンジなど電化製品からでる電波でノイズが入ったり、物理的な距離、コンクリート製の壁に遮られるなどの問題が発生してしまいます。
その他にもWiFiの電波は横方向に届きやすくても、上下に関しては電波が届きにくい性質があります。
1階にWiFiルーターを設置し、2階でインターネットをやっていると接続が不安定になることがあるでしょう。
スマホやタブレットなどに関してはWiFi接続しか対応していないので仕方ありませんが、有線で接続できるパソコンを使っている場合、できる限り有線で接続することをオススメします。
NURO光の速度制限
ポケットWiFiやWiMAX、スマホなどのモバイル通信でインターネット接続を行っていると、一番気になるのがデータ容量の制限です。
1ヵ月あたりの通信量が決まっており、それを超えてしまうと極端に速度が低下してしまいます。
このような速度制限を解除することはできますが、別途お金がかかってしまうのがネックです。
NURO光を始めとする固定回線の大きなメリットとして速度制限が存在しない点です。
モバイル通信のように通信資源が不足している訳ではないので、速度が速い上に、速度制限を気にせずにインターネットが楽しめます。
まれに、あまりにも大容量の通信を行いすぎると速度制限が加えられることはあります。
パソコンがウイルスに感染していたり、ファイル共有ソフトなどを使うなど特殊なケースがほとんどなので、基本的に速度制限を気にする必要はありません。