auひかりマンションタイプギガは高い?料金から工事費まですべて解説
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マンションでauひかりを契約する場合、マンションの設備によって利用できるプランが異なります。
当記事では、いくつかあるプランの中でも、最大1Gbpsの高速プラン『auひかり マンションギガ』について解説します。
ただ、基本的にauひかりのマンションはプランを選ぶことができません。
お住いの物件によって予めプランが決められているので、「どのプランにしようかな?」などと悩む必要はないのです。
- auひかり マンションギガの料金・初期費用
- マンションギガと他のマンション向けプランとの違い
- 他のプランからマンションギガに乗り換える方法
マンション住まいでauひかりを検討中の方やauひかりの他のプランを契約していて通信速度の遅さにお悩みの方はぜひご覧ください。
他のプランやマンションタイプのキャンペーンについてはauひかりマンションの注意点まとめ!キャンペーンや料金の落とし穴!速度が遅いは本当?で詳しく解説しています。
auひかり マンションギガの特徴は?
回線速度 | 最大1Gbps |
---|---|
月額料金 | 4,455円 |
配線方式 | 光配線 |
auひかりのマンション向けのサービスの1つ、『マンションギガ』は光配線方式を利用しているサービスです。
他のauひかりのマンション向けプランに比べると少し月額料金が高めですが、ホームタイプ並みの速さが魅力です。
ただし、マンションギガを利用するには、お住いのマンションの設備が光配線方式に対応している必要があります。
回線速度は上り下りともに最大1Gbps
auひかり マンションギガの回線速度は上下ともに最大1Gbpsです。
この最大1Gbpsという速度は、現状、auひかりマンション向けプランの中でも最速となっています。
マンションギガが、他のプランよりも高速な理由は、光配線方式に対応しているためです。
ホームタイプと同じく、電柱から共用部分、そして各部屋までの配線全てに高速通信可能な光ファイバーが使用されているため、最大1Gbpsで通信が可能になっています。
マンションギガの月額料金は4,455円
auひかりのマンションギガの月額料金は、同じマンション内の戸数に関係なく、一律4,455円です。
他のauひかりのマンション向けプランと比較すると、ほぼ同じか少しだけ高いぐらいの料金設定となっています。
なお、マンションギガを契約する際、2年の契約期間がある『お得プランA』と契約期間の縛りがない『標準プラン』のどちらかを選べますが、この2つに月額料金の差はありません。
標準プラン | お得プランA | |
---|---|---|
契約期間 | なし | 2年(自動更新) |
解約金 | なし | 7,000円 |
同封オプション | なし | おうちトラブルサポート |
お得プランAは2年縛りが付く代わりに、『おうちトラブルサポート』が無料で使えるという点のみ違います。
おうちトラブルサポートは、水回りやガスのトラブル、鍵の紛失などが起こった際に対応してもらえるauひかりのオプションサービスです。
「ネットさえ使えればいい」という方や2年以内に引越しする可能性がある方は、標準プランを選んだ方がいいでしょう。
詳しくは、auひかりマンションお得プランAは必要?デメリットと標準プランとの違いを解説もご覧ください。
マンションギガの初期費用
auひかりのマンションギガの初期費用は、他のプランと同じく新規登録料と工事費がかかります。
■auひかり マンションギガの初期費用
- 新規登録料:3,300円
- 工事費:33,000円(1,434円×24ヶ月)
このうち、工事費の方は『初期費用相当額割引』により、24ヶ月間、毎月1,434円割引が受けられるため、2年継続すれば実質負担額が0円になります。
契約から2年以上auひかりを使う方は、初期費用の負担額は3,300円だけになると考えていいでしょう。
マンションギガの初期工事の内容
auひかり マンションギガを契約して初期工事を行う場合、主に下記の3つの工事を行うことになります。
■マンションギガの工事内容
- マンションの共用部分から部屋まで光ファイバーをひく
- 室内への光ファイバーの引き込みと光コンセントの設置
- 光コンセントとホームゲートウェイの接続と信号の確認
お住いの部屋の状況によって多少の違いはありますが、上記の3つの工事をだいたい1~2時間ほどで行うことになります。
マンションギガの初期工事では室内作業もあるため、立会人が必須となります。
契約者本人またはその家族でもいいので、工事当日は誰か立ち合いするようにしましょう。
なお、お住いのマンションの状況次第では、初期工事が不要になるケースもあります。
■初期工事が不要になるケース
- 施工時に光ファイバーの配線および光コンセントの設置が完了している
- 前の入居者がauひかりを利用していた
上記に当てはまる場合、立ち合い工事は不要ですが、工事費は通常通り発生します。
工事費が必要な理由は、自宅での工事が不要なケースでも、NTT局内にあるauひかりの設備など、ユーザーから見えない部分の調整が行われるためです。
工事の有無に関係なく、auひかりを2年間継続すれば工事費の実質負担額は0円になる点は変わりません。
マンションギガを使うなら対応物件を探そう
引越し先のマンションでauひかりのマンションギガを使いたい方は、まず光配線方式対応の物件を探すところから始めるのがおすすめです。
なぜなら、auひかりのマンション向けプランのうち、どのタイプを利用できるかはお住いのマンションの設備によって決まるためです。
マンションギガの場合は、光配線方式に対応している物件でしか利用できません。
ここ10年以内に建設された大型マンションなら光配線方式に対応していることもありますが、古い物件だと電話線しかひかれていないケースも珍しくありません。
そのため、入居後すぐにスムーズにマンションギガを利用するなら、物件を探す段階で光配線方式対応のマンションを選ぶのが1番手っ取り早いです。
そのマンションでどの配線方式が導入されているかは、auひかりの提供エリア確認ページで調べられます。
また、不動産屋のスタッフに尋ねれば普通は教えてもらえるので、物件選びの際の参考にしてみてください。
マンションギガとauひかりの他のプランの違いは?
auひかりのマンション向けプランには、マンションギガ以外にも色々あります。
同じauひかりのマンション向けプランと言っても、タイプが違うと回線速度や月額料金なども変わってきます。
しかも、先にも解説した通り、どのタイプになるかはユーザー側で選ぶのではなく、マンションの設備によって変わってくるので注意が必要です。
ここからは、マンションギガと『マンションタイプV』『マンションタイプG』の違いを解説していきます。
マンションギガとマンションタイプVの違い
ギガ | タイプV | |
---|---|---|
月額料金 | 4,455円 |
8戸:4,510円 16戸:4,180円 |
上り速度 | 最大1Gbps | 最大100Mbps |
下り速度 | 最大1Gbps | 最大35Mbps |
配線方式 | 光配線 | VDSL方式 |
『マンションタイプV』は、共用部分から各部屋までの配線に電話線を利用するVDSL方式を採用したプランです。
回線速度は下り最大100Mbps、上り最大35Mbpsとなっています。
月額料金は8戸以上で4,510円、16戸以上で4,180円です。
マンションタイプVは屋内の配線に電話線を利用するため、古い物件でも利用しやすいというメリットはあります。
一方で、マンションギガと比較するとかなり速度が遅い点がネックです。
快適なネット環境を求めるなら、マンションギガ対応マンションを探した方がいいでしょう。
なお、auひかりは、マンションタイプV導入済み物件に対して、この後紹介するより高速な『マンションタイプG』の設備の導入を進めています。
タイプV契約後にお住いのマンションにタイプGの設備が導入された場合、タイプVからタイプGへ変更することも可能です。

マンションギガとマンションタイプGの違い
ギガ | タイプG | |
---|---|---|
月額料金 | 4,455円 |
8戸:4,510円 16戸:4,180円 |
上り速度 | 最大1Gbps | 最大664Mbps |
下り速度 | 最大1Gbps | 最大166Mbps |
配線方式 | 光配線 | G.fast |
『マンションタイプG』は、2018年11月から提供開始した比較的新しいプランです。
マンションタイプGは、タイプVと同じく共用部分から各部屋までの配線に既存の電話線を利用しますが、新しい通信規格『G.fast』により高速化しています。
とはいえ、その回線速度は下り最大664Mbps、上り最大166Mbpsと光配線方式のマンションギガよりは遅いです。
ただし、マンションタイプGはVDSL方式と同じく電話線を利用するため、マンションギガより多くのマンションに対応できるというメリットがあります。
また、2年契約時の月額料金は8戸以上で4,510円、16戸以上で4,180円とマンションタイプVと同じです。
このように、マンションタイプGはマンションギガと比べて、月額料金はそれほど変わらないのに速度に差がありません。
ネットの速さを重視する方はマンションギガに対応した物件を探した方がいいかもしれません。
他のauひかりのマンションタイプからマンションギガに変更できる?
結論から言うと、タイプVやタイプGといったauひかりの他のマンションタイプからマンションギガへの変更は、お住いのマンションに光配線方式が導入されれば可能です。
とはいえ、現在もVDSL方式やLAN配線方式を利用しているマンションで、光配線方式が導入される見込みはあまり高くないと考えておいた方が無難です。
というのも、現在もVDSL方式を採用しているマンションでは下記のパターンが考えられるからです。
■VDSL方式・LAN配線方式を採用しているケース
- 物件の環境の問題で光配線方式が導入できない
- 管理会社や大家がコストなどを理由に光配線方式の導入を断っている
- そもそも光配線方式への切り替えの打診を受けていない
このうち、可能性が高いのは1番目と2番目のケースです。
KDDIとしては光配線方式にしてもらった方が導入工事費などが入るため、光配線方式未導入の物件には、積極的に切り替えを打診しています。
その点を考慮すると、まだ光配線方式が導入されていない原因は、
- 物件の環境の問題で光配線方式が導入できない
- 管理会社や大家がコストなどを理由に光配線方式の導入を断っている
のどちらかである可能性が高いと言えます。
もし、環境的な要因で光配線方式を導入できないのならば、諦めるしかありません。
一方、大家が導入を断っただけならば、交渉することで光配線方式を導入できる可能性はあります。
とはいえ、1人だけで交渉しても導入コストに見合わないからと、相手にされないかもしれません。
- ネットの速度に不満を持つ同じマンション住民を集めて合同で交渉する
- 管理組合を通してマンション住民の総意として交渉する
光配線方式の導入についての交渉の際は、上記のように、同じようにネットの遅さに不満があるマンションの住民を味方につけた方が、大家や管理会社にも前向きに考えてもらいやすくなるでしょう。
auひかりでマンションギガに変更できない時の対処法
大家や管理会社に交渉したとしても、光配線方式を導入してもらえるとは限りません。
光配線方式の導入を断られて、auひかりのマンションギガに切り替えられない時は、次の方法も検討してみましょう。
■auひかり マンションギガを利用できない時の対処法
- auひかり以外の光配線方式対応の光回線に乗り換える
- auひかりのホームタイプをひけないか確認する
- マンションタイプGに対応するのを待つ
auひかり以外の光配線方式対応の光回線に乗り換える
auひかりのマンションギガが使えないマンションでも、下記の他社の光回線は光配線方式で導入済みの可能性があります。
■auひかり以外の光回線
- フレッツ光、光コラボ
- NURO光、NURO光 for マンション
フレッツ光や光コラボはauひかりよりも導入エリアが広く、設備が導入されている可能性が高いです。
また、So-net光やBIGLOBE光のような一部の光コラボは、auのスマホとのセット割引サービス『auスマートバリュー』にも対応しているため、au携帯・スマホユーザーにうってつけです。
一方、NURO光は対応物件こそauひかりより少ないですが、導入されていれば確実に光配線方式が採用されています。
しかも、NURO光の速度は最大2Gbpsとauひかりより高速です。
auひかり マンションギガへ変更できない時は、上記の他社の光回線が導入できないかもチェックしてみてください。
auひかりのホームタイプをひけないか確認する
マンション住まいの方でも、一定の条件を満たせばauひかりのホームタイプを契約することができます。
ホームタイプは電柱から直接部屋に光ファイバーを引き込むため、マンション内の配線が光配線方式に対応してなくても問題ありません。
■マンションでauひかり ホームタイプを契約する条件
- 部屋が3階以下
- 大家や管理会社から工事の許可をもらう
マンションでauひかり ホームタイプを契約したい場合は、必ず大家か管理会社に工事の許可をもらいましょう。
部屋の位置や状況によっては、マンションの外壁にビス留めしたり、光ファイバーを引き込むために穴を空けたりする可能性があります。
こうした工事を行うには大家や管理会社の許可が必須なので、auひかりのホームタイプの契約を考えている方は、事前に許可を取り付けておきましょう。
マンションタイプGに対応するのを待つ
auひかり マンションタイプGは、先に紹介した通り、既存の電話線を使いながらも従来のVDSL方式よりも高速なサービスです。
既存の電話線を使うため、VDSL方式が使われているマンションならカンタンに切り替え可能です。
■マンションタイプGの提供エリア
- 関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
- 関西:大阪府、兵庫県
auひかりでは、2018年の提供開始以降、上記のエリアにてタイプG設備の導入を進めています。
上記の提供エリア内にお住まいなら、タイプGの提供を待つという手もあります。
また、マンションタイプGは既存の電話線を使用できるため、光配線方式を導入するよりは大家の心理的なハードルも低めです。
光配線方式の導入には消極的なケースでも、マンションタイプGの導入には前向きになってもらえる可能性はあります。
auひかりマンションでオススメのキャンペーン
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よくあるのが、不要なオプションの加入を強制させられたり、キャッシュバック時期がかなり先に設定されているケースです。
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auひかり×So-net
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