auひかりちゅらに申し込む前に!料金や工事費、注意点をすべて解説
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auひかり ちゅらは、提供エリアが沖縄限定の光回線です。
auスマホの月額が最大2,000円安くなる「auスマートバリュー」が使えます。
沖縄在住のauユーザーは、インターネットの乗り換え先の候補にauひかり ちゅらを考える人がたくさんいるでしょう。
auひかり ちゅらの料金プランや速度、キャンペーン、利用前に知っておきたい注意点を詳しく解説します。
沖縄限定の光回線「auひかり ちゅら」とは
auひかり ちゅらは、沖縄県限定の光回線です。
「auひかり」の名前が入っていても、運営会社は沖縄セルラーでKDDIではありません。
2010年3月に光回線の提供をスタートした歴史の浅い光回線で、KDDIが運営するauひかりとは全く別物です。
そうはいっても、沖縄セルラーはKDDIの子会社なので細かな違いはあっても、基本的なサービスはauひかりとそんなに変わりません。
最大速度1GbpでIPv6と呼ばれる最新の通信規格に対応した光回線なので、快適な速さでインターネットが利用できます。
auスマホの料金が割引されるauスマートバリューが使える点も、auひかりと同じです。
実は、auひかりの提供エリアに沖縄県は含まれていません。
運営会社の沖縄セルラーはKDDIの子会社なので、auひかりの提供エリア外の沖縄県をカバーするために作られた光回線なのでしょう。
auひかり ちゅらの3つプラン
auひかり ちゅらでは、次の3種類のプランを用意しています。
- ホーム:戸建てや4階以下の集合住宅向け
- マンションV:設備導入済みのVDSL方式のマンション向け
- マンションギガ:設備導入済みの光配線方式のマンション向け
自宅の住居形態やマンションの配線方式で利用可能なプランが決まるため、自分では選べません。
マンションVだけは、最大速度が100Mbpsまでとなっています。
光回線の敷設がマンションの共有設備までで、共有設備から各部屋までは電話線で通信するVDSL方式だからです。
auひかり ちゅらはプロバイダ一体型の光回線なので、全プランの月額料金に「光回線+プロバイダ+機器レンタル」の利用料が含まれています。
選べるプロバイダはau one netだけで、auひかりのように7つのプロバイダから好きな会社を選ぶことができません。
auひかり ちゅらは「しま割+auセット割」を使うべし
多くの光回線と同じで、auひかり ちゅらにも毎月のインターネット代が安くなる割引プランが用意されています。
- しま割:2~3年契約の自動更新プランに適用される割引
- auセット割:「光回線+auスマホ」のセット利用に適用される割引
しま割とauセット割を併用すると、月額料金が最大1,200円安くなります。
auスマートバリューでスマホ代、auセット割でネット代が安くなるので、まさにauユーザーのためにある光回線といえますね。
auスマホを持っていない人でも、毎月のネット代が210~810円安くなるしま割が使えるので損することはありません。
プラン別に月額料金や初期費用、工事費、しま割の契約期間をまとめてみました。
ホームの月額料金や工事
ホームの月額料金、工事費など各種料金は以下になります。
標準プランの月額料金 |
6,300円 |
---|---|
しま割適用の月額料金 |
5,490円 |
auセット割適用の月額料金 |
5,910円 |
しま割+auセット割適用の月額料金 |
5,100円 |
登録料 |
800円 |
工事費 |
37,800円 |
電話サービス |
500円 |
TVサービス |
500円 |
しま割+auセット割を適用すると月額5,100円で、auひかりの「ずっとギガ得プラン」の1年目の料金と同じ金額になります。
ただし、auひかりは3年目以降だと月額4,900円で、auひかり ちゅらはずっと5,100円のままです。
しま割のみの適用だと5,490円なので、全体的にauひかりよりも少し高い料金設定となっています。
ホームのしま割の契約期間は3年です。
しま割の詳しい契約期間は、下の図を参考にしてみてください。

更新月以外の解約は、9,500円の解約金を支払わなければなりません。
月額料金がやや高い分、auひかり ちゅらは初期費用が相場よりかなり安く設定されています。
登録料がたったの800円で、37,800円の工事費は初期費用相当額割引のおかげで実質無料です。
初期費用は安く抑えたい人にぴったりの光回線といえますね。

マンションの月額料金や工事費
マンションの月額料金や工事費など各種料金を表にまとめてみました。
|
マンションV |
マンションギガ |
---|---|---|
標準プランの月額料金 |
3,900円 |
4,680円 |
しま割適用の月額料金 |
3,690円 |
4,290円 |
auセット割適用の月額料金 |
3,510円 |
4,290円 |
しま割+auセット割適用の月額料金 |
3,300円 |
3,900円 |
登録料 |
800円 |
|
工事費 |
30,000円 |
|
電話サービス |
500円 |
|
TVサービス |
500円 |
マンションVは標準プランの料金が3,900円と安いので、割引額もそう多くありません。
しま割+auセット割を適用した月額料金は3,300円で、割引額は600円だけです。
しかし、auひかりのマンションタイプVの3,800円よりもお得な値段でインターネットが使えます。
マンションギガの標準プランの料金は4,680円と、光回線のマンションタイプの相場よりやや高めの金額です。
しま割+auセット割が適用された場合の月額料金は3,900円で、割引額は780円とそこまで多くありません。
auひかりのマンションギガが4,050円なので、ほぼ同じぐらいの値段ですね。
マンションだとしま割の契約期間は2年です。

更新月以外に解約した場合の解約金はマンションVが2,500円、マンションギガが9,500円となります。
30,000円の工事費は、初期費用相当額割引の対象なので実質無料です。
その他の料金はホームと同じと思ってください。
工事費が実質無料の初期費用相当額割引
auひかり ちゅらでは、初期費用相当額割引のおかげで工事費を支払う必要はありません。
初期費用相当額割引とは、月額料金と一緒に分割で支払う工事費を全額割引する特典です。
auひかりでも同じ仕組みの工事費の割引特典があります。
ホームとマンションで、初期費用相当額割引の適用条件と割引額が異なります。
住居 |
申し込み内容 |
割引額 |
---|---|---|
ホーム |
光回線+電話 |
36か月×1,050円=37,800円 |
光回線 |
36か月×550円=19,800円 |
|
マンション |
光回線 |
24か月×1,250円=30,000円 |
ホームでは工事費を全額無料にするには、光回線+電話に同時に申し込まなければなりません。
そうすることで、36回払いの工事費1,050円が全額割引されて無料になります。
光回線だけの申し込みだと、工事費は月額料金から550円しか割引されないので割引総額は19,800円です。
残りの工事費18,000円は、36回の分割払いで月額料金と一緒に支払わなければなりません。
マンションは光回線だけの契約でも、24回払いの工事費1,250円が全額割引され実質無料になるので安心してくださいね。
■初期費用相当額割引の注意事項
初期費用相当額割引は、月額料金に上乗せされる分割払いの工事費を全額割引する特典なので、工事費の分割払いが終わる前に解約すると特典は無効となります。
ホームだと36か月内の解約、マンションだと24か月以内に解約すると、解約後に未払い分の工事費が一括請求されると覚えておきましょう。
最大70,000円のauひかり ちゅらのキャッシュバック
公式サイトやauショップでauひかり ちゅらに申し込むと、最大70,000円のキャッシュバックがもらえます。
70,000円を全額受け取るには、次の条件をすべて満たさなければなりません。
- 「しま割」+「電話」に申し込み
- auひかり ちゅらと同時にauスマートバリューに新規加入
- セットトップボックスのレンタル
セットトップボックスとは、テレビサービスを使うときに必要な機器です。
テレビサービスに申し込むと、もらえるキャッシュバック額が増えると思ってください。
もちろん、3つの条件を満たしていなくても、キャッシュバックは受け取れます。
キャッシュバックの適用条件ともらえる金額をまとめてみました。
条件 |
ホーム(しま割+電話) |
マンション(しま割+電話) |
---|---|---|
auスマートバリューを利用中+ セットトップボックス |
50,000円 |
40,000円 |
auスマートバリューを利用中 |
40,000円 |
30,000円 |
auスマートバリュー未使用 |
10,000円 |
この表の「auスマートバリューを利用中」とは、auひかり ちゅらに申し込む前からauスマートバリューを使っている人を対象としています。
auスマートバリューを利用中の人は、30,000~50,000円のキャッシュバックがもらえるで、auユーザーを対象としたキャンペーンといえますね。
auスマートバリューが使えないau以外のスマホを使う人でも、10,000円はもらえるので損はしない仕組みではあります。
auひかり ちゅらの申し込み方法で、キャッシュバックの受け取り方法も異なります。
- 公式サイトからの申し込み:au WALLET残高にチャージ
- auショップや電話で申し込み:郵便為替
回線開通の翌月末にはキャッシュバックが受け取れると思ってください。

auひかりちゅらでもIPv6は使える?

IPv6とは新しい通信規格で、従来のIPv4と比較すると通信速度がでやすいと言われています。
そもそも、インターネットに接続するためには、それぞれのデバイスにIPアドレスと呼ばれる数値が割り当てる必要があります。
IPアドレスが無いと、物理的に回線が繋がっていたとしても、インターネットに一切接続できません。
簡単に言えば、ネット上の住所のような物です。
今まで、世界中のインターネット接続ではIPv4と呼ばれる規格が標準的でした。
しかし、IPv6ではIPoEと呼ばれる、直接インターネットへ接続する仕組みにより、より高速にインターネットが利用できます。
auひかりちゅらでは標準でIPv6に対応しているため、別途申し込みなどは必要ありません。

auひかり ちゅらの利用の注意点4つ
auひかり ちゅらの申し込み前に抑えておきたい注意点を4つ紹介します。
6か月以内の解約だと解約金が高い
auひかり ちゅらは、最低利用期間が6か月あります。
6ヵ月以内に解約すると契約期間のない標準プランでも、解約金を支払わなければなりません。
契約期間のあるしま割だと、「最低利用期間+しま割」と2つの解約金が発生します。
6か月以内に解約した場合の解約金を表にまとめてみました。
住居 |
料金プラン |
解約金 |
---|---|---|
ホーム マンションギガ |
標準プラン |
14,400円 |
しま割 |
23,900円 |
|
マンションV |
標準プラン |
3,200円 |
しま割 |
5,720円 |
ホームとマンションギガは標準プランでも14,400円で、しま割だと23,900円も解約金がかかります。
マンションVは、ホームやマンションギガほど解約金は高くありませんが、それでも余分なお金を払うことに変わりありません。
短期間で解約する可能性のある人は、auひかり ちゅらではなく別の光回線やモバイルWi-Fiを使ったほうがよいでしょう。
無線LANの利用は500円かかる
auひかり ちゅらの月額料金には、ONU(終端回線装置)やホームゲートウェイのレンタル料も含まれています。
しかし、ホームゲートウェイの無線LAN機能は月額500円の有料オプションです。
ホームゲートウェイ自体は全員に無料で配られても、無線LAN機能は申し込みの際の申請しなければ利用できません。
ホームゲートウェイの無線LAN機能を無料で使うには、auスマートバリューの加入が必要です。
ドコモやソフトバンクなど他社スマホを持つ人が、自宅のインターネットを無線でつなぐには次のいずれかの方法を選ばなければなりません。
- auひかり ちゅらの月額500円の無線LAN機能を利用
- 市販の無線ルーターとホームゲートウェイを接続
自宅に無線ルーターがある人は、auひかり ちゅらから配布されるホームゲートウェイと無線ルーターをつなげば無料で無線LANが使えます。
自宅に無線ルーターがなくて、月額500円を払いたくない人は、家電量販店やネットショップで無線ルーターを購入しましょう。
だいたい3,000~10,000円前後で購入できます。
安価な値段で買えるものなので、長い期間、auひかり ちゅらを使う予定がある人は自分で無線ルーターを用意したほうが結果としてお得ですよ。
ホームは申し込みから回線開通までの期間が長い
auひかり ちゅらのホームタイプは、申し込みから回線開通まで約45日かかります。

上の図でもわかるように、他の光回線と比べて申し込みから工事日まで調整までかなり間が空きます。
住む地域により回線開通まで2か月近くかかることも珍しくありません。
auひかり ちゅらのホームを使う人は、工事日が確定するまで乗り換え前のインターネット回線の解約手続きは控えたほうがよいでしょう。
マンションは申し込みから回線工事まで2週間程度なので、ホームタイプほど時間がかかりません。
沖縄本島の一部地域や離島は対応エリア外
auひかり ちゅらは、沖縄県限定の光回線といっても、沖縄本島の郊外や離島など使えないエリアも少なくありません。
那覇市、沖縄市など都市部でも提供エリア外の地域もあります。
申し込み前に必ずauひかり ちゅら公式サイトの提供エリア検索で、自宅で使えるか調べるようにしましょう。
auひかり ちゅら以外のauスマートバリューが使える光回線
提供エリア検索でauひかり ちゅらが使えないときに、おすすめの光回線は次の2つです。
- ビッグローブ光
- So-net光プラス
2つの光回線は、NTTのフレッツ光と同じ通信設備を使った光コラボレーションです。
最大1Gbpsの高速インターネットが、離島を含め沖縄のほとんどの地域で利用できます。
どちらもIPv6と最新の通信規格に対応した光回線なので、回線混雑で遅くなる可能性も少ないでしょう。
auスマートバリューも使えて、割引やキャッシュバックなどキャンペーンも豪華なので使って損はありません。
ビッグローブ光とSo-net光プラスのサービス内容を簡単に紹介します。

ビッグローブ光
ビッグローブ光は大手プロバイダ・ビッグローブが提供する光回線です。
月額料金はホームが4,980円、マンションが3,980円と、auひかり ちゅらより低価格で毎月のインターネットが利用できます。
ビッグローブ光の一番の特徴が、選べる2種類のキャンペーンです。
- A:30,000円のキャッシュバック
- B:12か月間の月額料金を1,480円割引
受け取る金額が多くて得するのは、Aのキャシュバックです。
ただし、キャッシュバックの受け取り時期は、利用開始から12か月後とかなり時間が空きます。
受け取り時期が近づくと事前にビッグローグから手続き開始の案内メールが届くため、もらい損ねる心配は少ないでしょう。
申し込んですぐに特典を受け取りたい人は、Bの月額料金の割引が選ぶとよいでしょう。
割引のおかげで最初の12か月間はホームが月額3,500円、マンションが2,500円と相場よりかなり安い値段でインターネットが利用できます。
その他にも、「回線工事費の無料」や「IPv6対応の無線Wi-Fiルーターのレンタル料1年無料」など、大手プロバイダならではの豪華特典がたくさん受けとれます。
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So-net光プラス
とにかく毎月のインターネット代を節約したい人にぴったりなのがSo-net光プラスです。
最初の24か月間はホームが3,480円、マンションが2,480円とビッグローブ光の割引特典よりも安い値段でインターネットが使えます。
その他にも契約期間中はずっと無料で使えるサービスもあるので、毎月の固定費を安く抑えたい人にはおすすめですよ。
■永年無料で使えるサービス
- IPv6対応の高性能のWi-Fiルーターのレンタル料
- 総合セキュリティサービス「S-SAFE」
パソコン1台分なら初期設定の無料訪問サポートも利用できます。
インターネットやパソコンの操作が苦手な人には、嬉しい特典ですね。
ただし、24か月目以降の料金は相場より高くなるので、申し込み前に料金表をしっかり確認しておきましょう。
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まとめ:auひかり ちゅらはauユーザーにぴったりな光回線
auひかり ちゅらは沖縄限定の光回線です。
auスマホを持つ人にお得な割引やキャンペーンが豊富にあります。
- auセット割+しま割で最大1,200円の料金割引
- 最大70,000円のキャッシュバック
- auスマートバリュー
- 無線LANの無料特典
auユーザーでないと適用されない割引が多いので、ドコモやソフトバンクなど他社スマホを使う人にはあまりおすすめできません。
auスマホを持つ沖縄県人は、auひかり ちゅらを使って毎月のインターネットとスマホ代を節約してみてください。
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